メルマガ第3号 2015.8.27

◎今回のテーマは『今回のテーマは結婚式はなんのためにするのか』です。

その前に結婚と結婚式の歴史について少しだけ紐解いてみましょう。

なんと日本で一夫一婦制が制定されたのは明治時代。そこで婚姻制度が確立されたようです。

その理由は近代化し諸外国との交流が始まり、海外から曖昧な(?)男女関係を指摘されて、明治政府が急遽制定したようです。

それまでの日本はおおらかだったようです。

ですから現在まで続いている結婚制度ができたのはごく最近のことなんです。

明治になり、宗教の自由が憲法により保証されたこともあって、宗教による結婚式が増え、結婚のスタイルは多様化したんですね。

結婚式の様式に関しては大正天皇が行った神前式が定着し、

都市部では、意外に簡略に行える神前結婚がにわかに流行し、神社での結婚式が増えましたし、

地方においては昔ながらの自宅結婚式が行われていました。

第二次大戦中、形だけの質素な結婚式しかできなかった時代もありましたが、

本来はみんなで祝う披露宴が中心だったようです。《るいネットさんから》

現在では、結納、挙式、披露宴の合理化が進む一方で、神前結婚式や1990年代からのチャペル挙式、そしてオリジナル挙式や仏前結婚式など

個性あふれるさまざまな婚礼が行われるようになりました。

このように過去からトレースして行くと、これからの結婚式のあり方が見えてくるようです。

今後はこの経済的繁栄が継続するとして、

ますます多様化しながら本来のようにみんなで祝う披露宴や会食などに回帰して行く可能性が高いと想定できます。

そんな日本の結婚式ですが、

目的は人間のしあわせのベースである「夫婦=家庭」を周囲に公開して明確化し、オーソライズすることにより、

「家庭生活」「親族付き合い」を円滑にし、生活しやすくするため。と言えそうです。

また、ご両親の立場からすると子供が結婚することは形式上も扶養義務からの卒業を意味します。ひらたい言葉で言うと独立してくれると言うことです。

これはご両親だけでなく、ご祖父母やご親族にとっても慶ばしいこと。

しあわせのベースづくりはご友人にとっても嬉しいことであると同時に、会社にとっても家庭を築いてくれることで生産性に資することはとってもありがたいことだと思います。

こんな大切な結婚を公に宣言する機会が結婚式なんですね。

これはご両親やご親族のためでもありますが、もちろんこれからのしあわせのステージを創り挙げる二人のためです。

その結果として、その家庭をベースにして、お二人でしあわせを創り挙げるスタートにしていただきたいと思います。